ガンダムNT 評価


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ここ数年のガンダム映画は一通り劇場視聴している僕ですが、アマプラでガンダムNTを再視聴してびっくりしました。

「あれ、この映画こんなに泣けたっけ?」・・・と。

この映画の主要登場人物は全員、戦争や権力者の手によって幼なくして人生をすべて奪われたような立場の人間であり、主人公のヨナ・バシュタとライバル兼ドジっ子萌えキャラのゾルタン・アッカネンは鏡映しのような存在。

復讐に生を捧げることを選択しても仕方のない生い立ちの人間達です。

ひろゆき氏の言うところの「無敵の人」っぽい要素が盛り込まれているキャラクターであり、そういった人々が大暴れして今まさに社会問題になっているからこそ、感情移入が上映当時よりも深く泣けてしまったのかもしれない。

最期のシーンでヨナとゾルタンの明暗は救世主と破壊者ではっきりと分かれたが、両者の違いは最後まで紙一重。

ヒロインのリタ・ベルナルとミシェル・ルオが心の支えとなり、ヨナは最後に暗い気持ちを振り切って前を向くことができたけど、ゾルタンには心の支えになってくれる人間が最後までいなかった。

ゾルタンが最後まで孤独だったのも本人の生まれつきの人格に問題があるというより、実験体として扱われ続けた環境に問題があると考えさせられるのも同情を誘った要素。そう考えると、ラストで幼少期のゾルタンが振り返るシーンが劇場放映当時よりも悲しかった。

現実風に置き換えるとすでにお察しでしょうが、友人、家庭、職場、恋愛と多角的人間関係に問題を抱え、生きててもしょうがねぇかなという状況の人間(ゾルタン)の目の前に銃器(ネオジオング)があったらどうなるかというお話。

恋人か友人か、なんにせよ、よき理解者が一人いれば悲惨なことにはならないんですが、その一人を見つけるっつー単純なことが中々難しい現代社会です。

タイムリーな社会風刺作品を何年も前に作ってたサンライズはすごい。やはりガンダムわええなぁ。

クロブの覚醒技にネオジオングの実装を待ってます。

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