大垣八幡神社。久しぶりにこの名前を聞いて、あの頃を思い出した。この神社は俺にとってちょっと特別な空間だった。
この神社は大垣のせせらぎに囲まれた、水と非常に関係の深いパワースポットだ。
神社そのものの静けさもいいんだけど、印象に残っているのは境内わきの東屋。
そこに腰掛けて弁当を広げるのがいつもの流れだった。昼時になると、せせらぎの音が心地よく耳に入ってきて、このくらいの季節になると木々の間から差し込む木漏れ日がぽかぽかと温かかった。ちょっとした非日常感というか、あの場所だけ時間がゆっくり流れているような気がしたものだ。
貴船の川床はランチで一万円だけど、この神社の東屋なら弁当代の500円で匹敵する雰囲気を味わえる。
貴船はオーバーツーリズムで騒がしいが、ここなら周りには誰もいないことが多くて、静けさの中で弁当を食いながらぼーっとする。そんな何でもない時間が、今になって思い返すと贅沢だったなと思う。あの感覚、また味わいに行きたい。
もし大垣八幡神社へと訪れる予定があるのなら、弁当とまで言わずとも軽食とお茶をもっていき、素朴だけど上質なひと時を過ごされると良いだろう。
神社境内には大垣の湧き水があるので、飲み物を持参せずとも水分補給には事欠かないのもうれしい。

