東扇島公園 潮干狩り

東扇島東公園の人工海浜「かわさきの浜」は、夏の潮干狩りスポットとして地元では根強い人気があります。数年前の原油流出事故や、工業地帯の湾岸という立地に少し構えてしまう人もいるかもしれませんが、実際にはシーズンになると多くの親子連れや釣り客で賑わいを見せます。地元の人々がそこで採った貝を持ち帰り食べているという事実もあり、過剰に心配しすぎる必要はなさそうです。

公園では無料で潮干狩りが楽しめる点が特長で、アサリやマテ貝などが自然発生しているエリアが開放されています。ただし、幅15センチ以上の道具の使用や2センチ以下の貝の採取は禁止されており、1人1日あたり2キロまでという制限もあるため、節度をもって楽しむことが求められます。

注意点としては、夏場のクラゲや貝殻によるケガのリスクがあることが挙げられます。履物は必須で、特に小さなお子さんがいる場合は細心の注意を払いたいところです。

総評として、川崎市内で気軽に自然体験ができる場としての魅力は大きく、都市型レジャーとしては十分に価値があります。夕方には工場夜景も見られ、昼間とは違った一面を楽しめるのも、意外と知られていないポイントかもしれません。

公害全盛期のイメージにひっぱられて神経質になりすぎず、ルールを守って過ごせば、夏の思い出作りにはちょうど良い場所になりそうです。