六角橋商店街 闇市

週末に六角橋商店街の「闇市」というイベントに足を運んできた。

名前のインパクトは強烈だが、実際はとても健全で、活気にあふれた催しだ。フランクフルトや焼きそばなど、手軽な料理を出す屋台が並び、お酒も楽しめる。通路が狭いため、体感的には実際以上の人出を感じるが、それがむしろ「賑わってる感」を演出している。

特に目を引くのは音楽イベントの充実ぶり。JAZZやアコースティック、琴、津軽三味線といった多彩な演奏に加えて、ダンスパフォーマンスや大道芸もあり、まさに“夜の文化祭”といった雰囲気だ。

若者の姿が多いのは、近くにある神奈川大学の影響だろうか。野毛のような雑多で自由な空気が好きな人には、きっと刺さるはず。お酒と音楽を愛する横浜市民なら、一度は行ってみる価値があると思う。

会場となる六角橋商店街は白楽駅のすぐ近くなので、電車移動で気軽に行けるのも魅力。飲んでふらっと帰れるのは、都心から少し外れた立地ならではの強みだ。

ただ、正直なところを言えば、僕はお酒が飲めず、音楽にもあまり詳しくない。楽しめたのは半分くらい。でもそれでも、あの空間の熱気と盛り上がりには感心した。名前に反して、開かれた街のにぎわいを感じられるイベントだった。