今更ですが鬼滅の刃 無限場編 猗窩座再来 を見てきました。
俺は原作全巻揃えている程度のファンで、最も刺さった傑作エピソードはこの劇場版の主題となっている猗窩座の部分であり、映画化の暁には無限列車以上のヒットを飛ばすだろうということを自信並びに周囲に言い聞かせていた経緯があります。
そんな人間が何故劇場公開からかなりたった時分に見に行ったのかというと、めそめそ泣いてしまう姿を赤の他人の横で晒したくないからある程度劇場が過疎った頃に見に行こうと思っていたことと、映画評論コメントで「駄作」という投稿を何度か目にしたからですね。
日本一といって過言ではないアニメスタジオと超豪華声優陣が手掛けた映画が駄作・・・?実績値においても、無限列車編よりも興行収入のペース速いのに駄作なわけあるかい!今俺がこの目でたしかめちゃるわ!
そんな怒りと懐疑心が、劇場に足を運ぶ原動力となりました。
さてここからは感想です。
前評判では回想シーンの尺が長いとの声が多く、猗窩座関連のエピソードは鬼滅の刃を読んでいて感情が最高潮となる部分のため割愛せずガッツリやるんだろうなと予想していたけど・・・
ゴリゴリぐるぐる動く無限城のギミックとカメラワーク、そして超絶躍動感のあるキャラクターアクション。
回想多めなエモーショナルドラマではなく、至高のバトルアニメーション映画でした。
何と言っても無限城の映像表現が凄まじい。
無限城のすごさを言語で表現するのは難しいけど、あえて表現するなら地球人類が全員住める規模の超巨大スペースコロニーや4次元空間を自在に操れる外宇宙文明の都市のような空間となっており、一万年後の未来を舞台にしたSFバトルアクション超大作を見ているような感覚になりました。
その無限城で建物を跳躍、破壊しながら縦横無尽のバトルを繰り広げる様子は、これ以外のすべてのバトルアクション映画を過去のものにする新境地の完成度です。
物語のクライマックスとなる猗窩座のエピソードもよかった。(劇場でもしっかり泣いてます)
文句なしに歴史上最高傑作の映画と俺は評価します。
水曜日レイトショーで1,300円で見れましたが、5000円まで許せる思っている映画です。
ポップコーンが飛翔してゲロ吐くくらい揺れるそうですが、ガチで4DXでの再視聴を人生初検討している傑作です。
