塩シャンプーを試しています。薄毛予防や頭皮環境の改善に塩が有効だという話を読んだのがきっかけでした。我が頭部はもともと乾燥しやすくフケが出やすいタイプだったのですが、使用後すぐにその点が改善されたように感じています。
塩水を頭皮に馴染ませマッサージして、その後普通のお湯で丁寧にすすぐというシンプルな方法で、泡は当然一切立たないため最初は違和感もありましたが、洗い上がりは想像よりもきしまない印象でした。むしろ、髪にふんわりとした立ち上がりが出て、全体のボリューム感が自然に増したように思います。
塩シャンプーは、洗浄力の強い界面活性剤とは違って、毛穴の皮脂汚れを“浸透圧”によってやさしく浮かせるタイプのケアです。特に、天然塩や粗塩に含まれるミネラル成分が血行を促進し、頭皮の新陳代謝を整える効果が期待されています。塩にはアルカリ性の作用もあり、タンパク質由来の汚れや臭いを中和する働きもあるようです。
直接塗るやり方もありますが、初めての場合は刺激を避ける意味でも、洗面器で溶かして使う方が安心です。塩が残らないよう、最後にしっかりすすぐことが大切です。
塩シャンプーは万能というわけではなく、整髪料を多く使った日や皮脂の分泌が多い時は、通常のシャンプーと併用した方が確実とされます。頻度については週1〜2回程度が目安とされており、やりすぎると逆に乾燥やフケが悪化する可能性もあるとのことでした。
2週間ほど毎日塩シャンしているのですが、現状フケや乾燥が悪化したという感じはありません。
補足ですが、「サーファーに薄毛が少ない説」を前面に塩シャンを推奨する書籍が人気です。
|
が、、、湘南界隈を見渡せばすぐにわかることですが、サーファーが皆フサフサということはありませんし、実際に薄毛のサーファーもいます。
一方で、60過ぎてもフサフサのサーファーじいちゃんもいますから、塩シャンで薄毛が完治する!というよりは、塩やミネラルを頭皮に当てても禿げる原因とはならない、という程度の捉え方が現実的でしょう。
効果に関しては個人差があると思いますが、自分の場合はフケの量が減って頭皮が落ち着き、髪にボリュームが出たという実感はありました。今までのシャンプーやヘアケアで思うような頭皮環境の改善が出来なかった方は、一度に試してみるのも良いかもしれません。
なお、洗髪のついでに塩水で洗顔もやっているのですが、肌つやが明るくなって肌触り滑らか、むくみもすっきり小顔になっので、頭皮環境やフケ云々よりもこっちのほうが嬉しい効果でしたねぇ。