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「芙蓉鎮(ふようちん)」は、中国湖南省の山間にひっそりとたたずむ古鎮で、観光地化が進んでいるとはいえ、どこか素朴で懐かしい雰囲気を残している場所です。少し前まではあまり知られていませんでしたが、映画『芙蓉鎮』の舞台として注目されてから観光地としての人気が高まったようです。
九龍城と台湾九分を足して真ん中に瀑布を通したような景観をしており、趣の良さはアジアトップクラス。日本の温泉街のような雰囲気もあり、地域のホスピタリティも「いい意味で思ってた中国人の接客レベルじゃない」と、かなり高いと評判です。
アクセスについては、中国国内の大都市からはかなり距離があります。たとえば長沙や張家界からバスやタクシーを使って行くのが一般的ですが、乗り継ぎが必要だったり、時間がかかることも多いです。そのため、芙蓉鎮だけを目的に行くよりは、鳳凰古城や張家界などとセットで周遊する旅程を組んだ方が効率的に感じます。
現地での予算は、それほど高額にはなりません。入場料が必要ですが、数千円程度で済みますし、食事や簡易な宿泊施設も比較的リーズナブルです。ただし、観光地価格のため、地元の物価よりは少し高めに設定されている印象があります。
見どころは、何といっても滝と石段に沿って建てられた古い町並みです。石造りの階段を上りながら、伝統的な建物や水路を眺めることができ、タイムスリップしたかのような感覚になります。滝のすぐそばにある舞台では、地元の踊りなども披露されることがあります。
注意点としては、階段や坂道が多いため、歩きやすい靴が必須です。また、雨が降ると石段が非常に滑りやすくなるため、天候には注意が必要です。さらに、繁忙期は観光客がかなり多くなるため、静かに楽しみたい人は平日やシーズンオフの訪問が良さそうです。
全体としては、やや行きづらい場所ではあるものの、時間をかけて訪れる価値は十分にあります。中国の古鎮の中でも、自然と人の暮らしが絶妙に融合している場所だと感じました。