大雪海のカイナ 四話 感想

日記

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/x4sk275m/b-ono.info/public_html/wp-content/plugins/bravo-neo/bravo-neo.php(12) : eval()'d code on line 647

弐瓶勉作品、大雪海のカイナ 4話の感想です。超ざっくりですがネタバレを含みますのでご注意を。

前半部分:王女争奪戦

雪海に沈みそして浮上するカイナたち。この海の性質は我々の知る海水とは違うものの気がする。三話で雪海馬の沈降速度が大気中のそれと感じるほど速かったし、頭まで浸かったカイナたちの髪が濡れている描写も無い。海の正体は比重が重い気体なのかな?

雪海のリリハ争奪レースに際し、バルギアの船からアトランド兵に放たれたのはまさかの投石器。雪海のテクノロジーレベルは応仁の乱くらいの水準なのかもしれない。これではバルギア船の下で奴隷がドロンボー一味のごとくペダルを漕いでスクリューを回している可能性もあり得る。

 

さて、この話のハイライトと思ったのは、遅れて駆け付けた親衛隊長オリノガとアメロテ様の一騎打ち。二人の殺陣は見応えありましたが、敵の実力者が船に乗り込んで部下を倒しまくり、指揮官が刃を交えているのに、クソ腹立つ顔して高見の見物するだけの副官ンガポージが気になってしょうがなかった。

この慇懃無礼な感じ、やっぱこいつはクロトワのガワ違いかw

後半:アトランド本国のお話

アトランド国王「ハレソラ」と謁見するカイナ。「晴れ空」と書ける名前はちょっとかわいいけど、それ以外には可愛い要素が微塵もないおっさんだったという感想。「娘を助けてくれたらなんでも望みを叶えてやる」という親ばかキャラを期待していただけに残念。

 

まぁ、人も資源も限られているじり貧国家の王は、親バカを許されるほど甘い立場じゃない。

 

次話のキーパーソンとなりそうな「ヤオナ」もここで初登場。リリハの弟なわけですが、「ハレソラ」の血を引いているのか疑わしくなるくらい、兄弟そろってなつっこい人当り。ひょっとすると「ハレソラ」も国王って不安定な立場がなくなった途端、いきなり高田純次くらいフレンドリーに変容するのかもしれませんね。(ヘアスタイルはすでにじゅん散歩ぽいし)

ラストで収容中のリリハが映りましたが、血の気の多そうなバルギア兵に酷いことをされてそうな描写も無く、これは素直に一安心したところ。

天膜の人「カイナ」が大勢の大雪海文明人と本格的交流を始めたエピソード。ここまでは幻想的風景で魅せてくれる作品という印象が強かったですが、一気にここから人間ドラマとしても盛り上がっていってほしいと思います。

楽天ウェブサービスセンター
タイトルとURLをコピーしました