ふるさと納税の2020年度。
寄付件数とトータル納税額ともに過去最高を記録したと総務省が公表する見通しです。
豪華返礼品競争で白熱し続けるふるさと納税
「それ本当に自治体と関係ある?」な返礼品が問題視され、
この規制が2019年から始まりました。
「返礼品とするのは調達額が3割以下の地場産品に限る」
規制により鳴りを潜めるかと思いきや、
むしろ参加人口は増えて勢いを増す結果に。
人気が衰えていない理由は
還元率100%越えの返礼品がまだまだ存在するからです。
それと、
時代のはやりに後ノリしてくる人がけっこういるのも理由ですね。
ところで、
納税額以上の価値を持つ高級返礼品は
「調達額が3割以下」の規制を無視していると思われがちです。
賢いあなたはもうお気づきでしょうが、
調達額とふるさと納税寄付額の関係は
仕入れ値と店頭購入価格の関係と一緒です。
店舗での小売価格が1万円の高級肉も
畜産農家から中間卸業者(この場合は地方自治体)へおろされる時点で
3,000円以上の価格が付いていなければOK。
こうして調達額3割以内の規制をクリアし、
ふるさと納税の高額返礼品として
無事私たち納税者の手元に届いてくるというわけです。
タダで税金を持っていかれるより断然賢い選択と言えますね。
ふるさと納税は小手先の節約術と侮られがちですが、
稼いでいる人ほどしっかり実践しています。